自発的に動くコミュニティーを作る

プロダクトローンチマネージャーの拘束時間はどれくらいでしょうか。
我々の仕事の多くが、『1年間のサポート』を付けていますが、本当に1年間ガチガチに拘束されることはなく、実際に拘束される期間としてはおよそ半年くらいで、1年間ずっとサポートをしないといけないことは稀です。

だからと言って、プロダクトローンチマネージャーが実際には拘束されていない残りの半年の間、サポートがおざなりになっているわけではありません。
では、どのような状態になっているのでしょうか。
プロダクトローンチマネージャーが、残りの半年を実質的にはサポートをしなくても良い状況になっているのには、秘密があります。

それは、そのチームやグループで自発的なコミュニティーを作ることにあります。
このコミュニティー作りが上手くいくかどうか、ということは別問題としてありますが、自発的に動くコミュニティーさえできれば、残りの期間は、自分が手取り足取りサポートする必要はなくなります。サポート期間自体は作っているものの、残りの半年間は、自分がサポートしなくても、勝手にサポーターが出来ていき、彼らがサポートしてくれるようになるのです。
そのため、中には一生涯サポートにするプロダクトローンチマネージャーもいます。
私自身は一生涯サポートというのはやりませんが、でも、この一生涯サポートというものが存在するのも、このような自発的なコミュニティーができ、サポーターたちがそれぞれ自発的にサポートしてくれるからこそ可能なのです。

このような状態をどう作っていくかが一番のポイントになります。これができれば、高額商品であっても売りやすくなります。長期間のサポートが付くから高額であっても妥当であると相手は思うわけです。
このように自発的に動くコミュニティができるからこそ、価値を入れ替えて商品を売ることができます。
高額商品を売りやすくするための方法の一つとして、言い換えの重要性について以前話しましたが、このようなサポートも、高額商品をより売りやすくするための方法の一つとなります。

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